冷蔵庫の節電カーテンは節電効果無し

所さんの目がテンで冷蔵庫の保冷カーテンの節電効果を確認する実験を行っていました。

保冷カーテンは冷蔵庫にのれんのような切り込みの入ったカーテン(たいてい半透明)を取り付けて冷蔵庫のドアを開いた時にも中の冷気をなるべく逃さないようにして使用電力を押さえ、節電効果を期待する商品です。

実験内容

1. 冷蔵庫と食材、主婦を用意する

2. 1分間に一個、スタッフがランダムに選んだ食材を主婦に取り出してもらう

3. 保冷カーテンのない状態と取り付けた状態で行い使用電力を比較する

実験の結果は、「保冷カーテンを使用した方が電力を消費する」という衝撃的な結果になっていました。

その理由として次のような事が上げられていました。

保冷カーテンを使用した場合、

1. 食材の位置を確認しにくく、取り出すのに時間がかかる。

2. 奥の食材や最上段の食材を取り出す時に保冷カーテンが邪魔で取り出しにくくなり、取り出すのに時間がかかる。

3. つまり保冷カーテンを使用するとドアをあけている時間が長くなり、冷蔵庫の温度が下がってしまい電力を消耗。

さらに弊害として次の事が指摘されていました。

4. 保冷カーテンが冷気の流れを遮断し、ドアポケットがあまり冷えなくなってしまう。

冷蔵庫の節電

1. 食材の定位置が決め、素早く出し入れできるようにする。

2. 冷蔵室には冷気の流れが悪くならないように隙間ができるように食材を置く(冷凍室は詰め込む方が良い)

3. 熱いものはある程度冷ましてから入れる事。

4. 熱中症対策として、飲み物や氷を十分に準備しておく事。

5. 保冷機能のあるグラス水筒などを使い、冷蔵庫から飲み物や氷を取り出す回数を減らす事。

日立 できることから、みんなで節電